洋画家・佐竹志朗の代表作を収録した決定版
佐竹志朗(1931-2015)は、日本の身近な風景や花などを題材に、詩情豊かな世界を描いた洋画家。
油彩とは思えないマットで岩肌のような質感を持つ独特な画風に辿り着き、描いた世界は「透明な空気の流れる風景」「ほのぼのとした詩情漂う風景」「深い安らぎと愛情の滲みでる佐竹絵画」と評された。
画家の没後10年を機に制作された本書には、画家自身が遺した画集草稿「雲と水と花と」を参考に、雲・水・花を主題とする絵画を多数選定。代表作「せせらぎ」「樹林」「椿」「仔猫」を含め、絵画32点と書1点を収録し、初期から晩年までの佐竹の絵画世界をたどることのできる一冊に仕上げた。
写真集と画集の制作で定評のある東京印書館の高柳昇氏によるプリンティングディレクションのもと、画家最大の魅力である色彩とマチエールを鮮やかに再現した珠玉の画集が完成。
■著:藤待絵夢
■297㎜×210㎜
■カラー 56ページ
■ソフトカバー





