丹地敏明流 感じて撮る 写心道
「写真は自由 もっと楽しみなさい」
感じて写す、心で写す、自由に写す! そこから芽生える写す喜び
師の教えを実践してたどり着いた写心道 さあ、あなたも
写真家・丹地敏明氏から25年にわたり写真を学んできた著者が、師の言葉を後世に伝えるべくまとめました。
撮影の心構えから、撮影方法、そしてマナーまでを「心技体」に分けて85項目を収録。師の教えを文章と写真でポイント解説。
写真を始めたばかりの人はもちろん、ベテランにとっては忘れかけていた大切なことを思い出すことができます。読んで感じて、実践すれば、写真がもっと楽しくなります。
「心」
・写真は自由 ・この瞬間のドラマを記録しよう ・目に見えるものは全て写る ・十年間は来ないつもりで記録せよ ・誰かに見せたいというその気持ちを大切に ・常に物事を見つめる観察眼をもとう ・これが一番と決めつけないで ・相手に撮らせてもらっているという気持ちを忘れないで ・写しているものが全てである ・今、この瞬間、シャッターを切ろう ・接写に耐えられるものを探そう ・前もって撮影計画を立てるのが肝心 ・絵葉書写真を撮っておこう ・感じたときに即、撮る ・固定概念に縛られず目の前で起こっていることに集中せよ ・肉眼に焼き付けておくのも写真ならぬ写心の世界 ・記念写真も必ず撮ろう ・魅せられる美から見い出す美へ ・撮れないのであればまた来なさいといっていると思いなさい ・シンプルに表現すること ・気持ちが写るのが写真 ・常に心を最新にしておこう ・感じる心を大切にしよう……etc.
「技」
・写真の基本はシャープであること ・道具を正しく使おう ・正面から対峙する ・気象条件を読み抜け ・主観的に見るのは肉眼、ファインダーを通してみるのは客観 ・自分なりの撮影手順書を持つこと ・大切なのは立体感をも写し込むということ ・トリミングも有りと考えよ ・画面の中での空きの寸法に注意せよ ・太陽を持ち歩こう ・ピント合わせは自由自在 ・こういうところでのモードとはと聞かないで ・フィルターワークも身につけよう ・全部やっておきなさい …… etc.
「体」
・とにかく素早く、数多くシャッターを切れ ・形の良さにこだわってとことん探せ ・自分の足で動いてみて、目で確認すること ・高いところから見てみよう ・名前と場所を正確に記録しよう ・潜在型撮影スタイルのすすめ ・有利な条件を最大限に生かそう ・被写体のもつ適切な大きさを知ろう ・横着しないで現場でやっておく ・パターン化の罠にはまらないで ・新しい目で向き合おう ・写真は心が撮る ……etc.
■著:太田 有美子
■サイズ:A5判 並製 カラー184ページ