それは写真家を目指した宿命でもあるのだろう。人は限りなく愛おしい。そんな気持ちを持ちながら目に入る光景を、客観的に写し取っていく。
昨年、惜しまれつつこの世を去った写真家・瀬尾太一氏のすべての仕事を収録した写真集。
写真館の4代目として人々を記録した写真から鋭い感性で作り上げた作品、また常にカメラを持ち歩き、心に触れたものをとらえたスナップまで様々な写真を収録。
日本の写真著作権の保護に力を注いだ瀬尾氏の業績を振り返ることができる。
■著:瀬尾太一
■A4タテ
■カラー/Wトーン 146ページ
■ソフトカバー