「写真の終焉」から多様なる表現の地平へ
写真にとって「平成」とはどのような時代だったのか。「写真の終焉」という刺激的な言葉からはじまった時代の表現は、社会の変化による影響を受けながら3.11を経験してどのように変わり、これからどこへ向かっていくのか。写真評論家の鳥原 学氏が独自の視点を交えながら平成の写真史を振り返る。
プロローグ 平成のはじまりは「写真の終焉」
第一章 「近未来写真」と「私写真」
第二章 「女流」から「女性」へ
第三章 展示への志向
第四章 インディペンデント・シーンの活況
最終章 〈3・11〉が問いかけた「写真家」という立場
エピローグ 「写真の終焉」の完結。そして、はじまり。
■著:鳥原 学
■サイズ:四六判 並製 150ページ