「映える」写真に仕上げる魔法のアイテム
4人のフォトグラファーが豊富な作例をもとに徹底解説
風景写真をより極上なものに仕上げるのに必須のフィルターを4人のフォトグラファーが作品集レベルの作品で実践的に解説します。
PLフィルター、NDフィルター、ハーフNDフィルター、ブラックミストフィルターの基本的な使い方から応用編までを網羅。
H&Y製のフィルターを使用していますが、使い方はどれも同じなので幅広く対応します。現場で作り上げるからこそ、感動が伝わります。
■自然をありのままに撮るのは、意外と難しいものです。というのも人間の目はカメラよりも光をとらえる能力が高く、明るい部分と暗い部分を同時にとらえることができないからです。それを整えるのがハーフNDフィルターです。
実はデジタル時代になって、カメラ内の機能で明暗差を調整する機能もあるのですが、やはり現場でやるからこそ、感動が伝わるのです。
■光の反射やテカリを除去できるPLフィルターは、被写体本来の色を再現したり、反射をあえて残すなど、思い通りにコントロールできます。水面の反射などを微妙に調整することで表現力が高まります。
■NDフィルターはレンズに入る光の量を減らすことで、スローシャッターが得られやすくなります。また高濃度のNDフィルターを使えば、昼間でも超低速シャッターになるので肉眼の世界を超えた写真となり、見る人に驚きを与えることができます。
■さらにはちょっとだけソフトに見せるブラックミストフィルターを風景写真で使うと、いままでにないやさしい表現が可能となります。
こうしてフィルターを使うことで、自分の思い通りの風景に描くことができます。本書ではそれぞれのフィルターの使いこなしやNG例を豊富な作例とともに解説し、実践編で現場の様子を盛り込みながら、撮り方のポイントを伝えていきます。
■著:喜多 規子/清家 道子/萩原 れいこ/井上 嘉代子
■サイズ:B5判・並製本
■ページ:カラー96ページ